日本とアメリカでは葬儀文化からして違う
お葬式には、その国の宗教や文化が色濃く反映されます。ですから、もちろん日本でごく当たり前に行われているものも、海外の人から見れば異様なものとして映る可能性はあります。日本は仏教スタイルでお葬式をするのが一般的になっています。結婚式では欧米スタイルを取り入れていますし、クリスマスやハロウィンなどのイベントもすでに国民的なものとなってはいますが、なぜか葬儀だけはいまだに仏教スタイルを貫いているという面白さがあります。しかしこれは、お墓のこととも関係しているからかもしれません。結婚式などは式のみが独立をしていて、他に影響を及ぼすことがありません。
しかし、葬儀の場合にはお墓との関係もありますし、お寺との関係もあります。勝手に葬儀のみを欧米式にするわけにはいきません。そもそもこの国には、欧米スタイルの墓地自体が少ないからです。外国においては、逆に日本人が驚くような葬儀スタイルを持っている国もあります。宗教が違うのですから、もちろん葬儀にも大きな違いが生まれます。アメリカでは土葬をするのが一般的です。キリスト教が主流のアメリカでは、焼いてしまうと復活ができないと考えられています。キリストが復活をしたりということも影響をしているのかもしれません。
アメリカ映画でゾンビがよく登場をするのには、現地では土葬が主流になっているからだという映画評論家もいます。実際、その可能性は大でしょう。焼いてしまった場合には、骨しか残らないわけですから、ゾンビという概念自体が生まれにくくなってしまいます。逆にこの国の怪談で骸骨がよく出てくるのは、火葬をする国だというのが影響をしているのかもしれません。法律が違っている点も見逃せないポイントでしょう。土葬は、法的に許されていないので、この国で行うのはハードルが高いです。
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