気になる戒名と戒名料はどうやって決まるのか
2018年10月08日
戒名とは、仏の弟子になった証として授かます。葬儀を行う際に白木位牌に書きこみます。その戒名ですが、順位付けがあります。宗派ごとにいくつかランクがあり、高いものから順に院居士・院大姉、院信士・院信女、居士・大姉、信士・信女です。
院居士・院大姉は、社会的身分の高い人や社会に対して特別な貢献をした人へ授与されます。院信士・院信女も同様に、社会的身分の高い人や社会に対して特別な貢献をした人へ授与されますが、ランクでは院居士・院大姉が最高位となっています。
居士・大姉は信士・信女より大きく寺院に貢献した人につけられます。信士・信女ですが、一般的よく授与されています。寺院によって金額は異なりますが、ランクが高いほど戒名料も高くなります。浄土宗では、信士・信女は30〜40万円、居士・大姉は50〜60万円、院信士・院信女であれば70万円以上。真言宗・天台宗は、信士・信女であれば30〜50万円、居士・大姉は50〜70万円、院信士・院信女では80万円以上、そして院居士・院大姉は100万円以上です。日蓮宗は、院信士・院信女で30〜50万円、院居士・院大姉では100万円以上となります。浄土真宗では信士・信女は20万円から、居士・大姉は50万円からです。臨済宗は、信士・信女30〜50万円、居士・大姉50〜80万円、院居士・院大姉で100万円からです。そして曹洞宗では信士・信女30万円から、居士・大姉50〜70万円、院信士・院信女100万円から、院居士・院大姉も100万円からとなっています。