浄土真宗の本願寺派での方法を知っておく
2019年05月20日
日本においては浄土真宗の信者が非常に多いとされていますが、実はその中でも宗派分かれていてそれぞれで葬儀のやり方が異なるので知っておくと良いでしょう。本願寺派と大谷派がありますが、お西さんといえば本願寺派になりその流れで行われます。
他の宗派では授戒や引導と呼ばれる儀式をするところもありますがこちらにはなく告別式も行われません。仏教においては各宗派でお焼香の作法が異なり、本願寺派においても独自の方法が決められているのでその通りに行うと良いでしょう。
焼香台の前で止って一礼をし、焼香卓の前まで進みます。右手でお香を一回だけつまみそれを額にいただかずにそのまま香炉に焼香します。ふたの操作があるならふたを閉めておきます。合唱をして南無阿弥陀仏と念仏を唱えて礼拝をします。
納棺をするときに一般的な仏教では死に装束を着させるときがありますが、本願寺派ではこれらの服をつけません。死装束は死出の旅に出るための服ですが、この周波では既に往生することが約束されているとしているのでその必要が無いためです。特別に決められた服ではなく、故人が好きだった服などを着せて行うことができます。儀式においてよく使われる清めの塩も必要ありません。