喪主の代理で挨拶するときに知っておきたいこと

2020年03月04日
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高齢化が進んでいる今、喪主が高齢のために檀上で挨拶するのが難しいというケースが増えていると言われています。そんなときは、親族などの身近な人が代理で挨拶するのが一般的です。喪主の代理として葬儀の場であいさつをするときは、マナーを守って行うことが重要です。

まず頭に入れておきたいポイントは、あいさつの冒頭で自己紹介をすることです。自己紹介を省いてしまうと、参列者があいさつをしている人が誰なのかわからず、混乱を招く心配があるからです。また、自己紹介を終えたら、長くなりすぎることなく、簡潔かつ丁寧にあいさつを述べましょう。

もちろん、あいさつの中では重ね言葉などの忌み言葉は避けなくてはいけません。さらに、死という言葉をダイレクトに使うのではなく、ソフトな表現の言葉に置き換えて話すことも重要なポイントになります。参列者の中に高齢の方が多い場合だけではなく、多くの人が聞きやすいように、ゆっくりと大きな声であいさつすることを意識しましょう。

ちなみに、あいさつの時間は3分ほどで終えるのが一般的です。どんなに長くなっても、5分ほどで終えるように簡潔に行うことが重要です。頭の中に記憶できない場合は、あいさつの内容を書いたメモを読みながらでも問題はありません。少しでも用意できる時間がある場合は、メモにまとめておけば失敗することがありません。